[メンタリズム]ちょっとした会話のやり取りで満足度を上げる方法[with balloons]
メンタリズムとは心理学をベースに、運動力学や催眠療法などを織り交ぜて生み出された人の心をコントロールする技術です。
メンタリズムはご存じのdaigoさんのメンタリズムで一時期話題になりました。
メンタリズムは話題になったり、忘れられたりしています。でも、人がいる環境には必ずメンタリズムが活きてきます。
メンタリズムは単体の手法を実践しても十分な効果が得られますが、複合技としていくつもの手法をレイヤーにして重ねていくと、
より確実かつ大きな結果を導き出すことができます。メンタリズムは「ふうせんを作る」というパフォーマンスにおいても応用が可能です。
という事で、ちょっとした会話のやり取りで満足度を上げるメンタリズムを紹介します。
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ちょっとした会話のやり取りで満足度を上げるメンタリズム
突然ですが、「きりん」。アタマにパっと浮かんだ色は何でしょうか?
多くの人が「黄色」と答えるでしょう。
バルーンアートを子供に作る時のやり取りを例に出します。
[やりとり①]
自分:「何を作る?」
↓
子供:「きりん!」
↓
自分:「黄色のふうせんで作ったバルーンアート」を渡す。
※無意識のうちに「黄色のふうせんで作ったバルーンアート」を作り渡します。
ちょっと、ここで以下のやり取りをしてみて下さい。
[やりとり②]
自分:「何を作る?」
↓
子供:「きりん!」
↓
自分:「何色がいい?」
↓
子供:「黄色!」
↓
自分:「黄色のふうせんで作ったバルーンアート」を渡す。
やりとりの結果について
やりとりの結果は、同じ「黄色のふうせんで作ったバルーンアート」を渡す。です。
ですが、ちょっとした満足度は、[やりとり②]の方が高いと思います。
人は一方的に押し付けられるより、個々に選んだ方が満足度が上がります。
最初に「何を作る?」という形の選択をさせ、「何色がいい?」という色の選択をさせています。
「やりとり①」と比べて、「やりとり②」の方が2倍選択をしている回数が多いです。
選択させる回数が多いほど、受け取ったものに関する満足度が高くなっていきます。
※多すぎる選択は逆効果の場合があります。
例えば、定食屋さんにランチに行った時に、
ランチメニューが「から揚げ定食」しかない中で、「から揚げ定食」を選ぶ場合と、
「しょうが焼き定食」、「から揚げ定食」、「刺身定食」の中から、「から揚げ定食」を選ぶ場合は、
どちらの満足度が高くなるか、ということです。
「ちょっとした会話の中で、小さい選択をさせる。」
これがポイントです。
色だけではなく、選択させる事を考えると、たくさん考えを膨らませることができます。
「パフォーマンス」をする上で、意識してみては如何でしょうか?