[Stable Diffusion]表情を呪文で操る!簡単な方法と表情プロンプト(呪文)を一覧で紹介!【初心者向け】

画像生成AI「Stable Diffusion」を使って、画像を作る際に表情をコントロールするキーワードを紹介します。
また、画像の中の人物の表情を強く変化させたいという方に向けた方法や呪文も記事の中で紹介しています。

[Stable Diffusion]表情を呪文で操る!簡単な方法とプロンプト紹介!

表情を操る

Stable Diffusionで表情に関する呪文(プロンプト)ってたくさんあってよくわからないですよね。
よくわからない呪文(プロンプト)を入力しても、反応が薄かったり、ホントに効いているかわからない場合もあります。

表情を操る手っ取り早い方法は、表情のプロンプトを知ることになります。

笑うのいろいろ

smile(微笑む)、laugh(笑う)、grin(ニヤリと笑う)など、細かな表現を表す呪文(プロンプト)があります。

smile

laugh

口を開けてわらうようになります。

grin

歯を見せて笑います。同じ笑いでも表情で印象が異なります。

smug

どや顔も笑いの一種ですかね。

表情リスト

笑いのほか、たくさんの表情を表す一覧を置いておきます。

※リストは最大100件まで一気に表示できます。

区分項目表現内容プロンプト
11喜/楽微笑む、笑顔smile
11喜/楽微笑みlight smile
11喜/楽笑うlaugh
11喜/楽大笑いbig laugh
11喜/楽笑いが止まらないcracking up
11喜/楽爆笑burst out laughing
11喜/楽お腹を抱えるほど、笑うbelly laugh
11喜/楽喜びjoy
11喜/楽喜ばしいjoyful
11喜/楽大喜びgreat joy
11喜/楽元気の良いcheerful
11喜/楽悪い笑顔evil smile
11喜/楽ニヤリと笑う
(歯をみせて)
grin
11喜/楽どや顔
うぬぼれた感じ
smug
11喜/楽薄ら笑いを浮かべる ( 悪い笑み )smirk
11喜/楽悪い笑みevil grin
11喜/楽誘惑的な笑顔seductive smile
11喜/楽幸せhappy
11喜/楽平穏・安らかpeaceful
11喜/楽驚いたsurprised
11喜/楽度肝を抜かれるamazed
11喜/楽弱い驚きastonished
11喜/楽興奮するexcited
11喜/楽わくわくexciting
11怒り狼狽したdisconcerted
21怒り怒るangry
21怒りムッとするa little angry
21怒りイライラannoyed
21怒り激怒furious
21怒り嫌悪disgust
21怒りしかめっ面frown
21怒りにらむglaring
21怒りにらむscowl
21怒り軽蔑するlook down on with disdain
31哀しみ悲しみsad
31哀しみtears
31哀しみ流れる涙streaming tears
31哀しみ涙をぬぐうwiping tears
31哀しみ大泣きcrying
31哀しみ号泣sobbing
31哀しみ泣き叫ぶcry out
31哀しみ泣いているtearful
31哀しみ残念disappointed
31哀しみ悲しい笑みsad smile
41怖がる心配worried
41怖がる心配してafraid
41怖がる怖がるscared
41怖がる怯えるfrightened
41怖がる(動けないほどに)怖がるpetrified
41怖がる恐れおののくterrified
41怖がる動揺してupset
41怖がる痛いpainful expression
51赤面blush
51恥ずかしいshy
51とても恥ずかしいembarrassed
51とても恥ずかしい
(頬を染める)
nose blush
51とても恥ずかしい
(顔を染める)
full—face blush
61緊張パニックpanicking
61緊張真剣serious
61緊張緊張nervous
71その他目を閉じるclosed eyes
71その他混乱confused
71その他酔っ払いdrunk
71その他ウインクone eye closed
71その他口を開けるopen mouth
71その他無表情expressionless
71その他暗い・陰鬱gloomy
71その他険しいstern expression
71その他疲れたtired
71その他震え
(絶頂)
trembling
71その他下品な顔
(nsfw的な)
vulgarity
71その他エッチな表情naughty
71その他息切れ。ハァハァする。heavy breathing
71その他吐息表現(口の周りにもやが立つイメージ)steam
71その他汗ばむsweat
71その他汗をかくperspired
71その他アヘ状態
(めちゃくちゃ愚かな)
fucked silly
71その他舌を出すstick out tongue
71その他よだれを垂らすsaliva
71その他よだれ跡
(糸を引く)
saliva trail
81複合頬を染めて笑うblush, smile
81複合頬を染めて怒るfull-face blush, angry
81複合頬を染めて恥ずかしがるfull-face blush, embarrassed
81複合汗を出して慌てるsweat, surprised
81複合くっころ顔(複合)★
睨み、唇をかむ、恥じらい、汗、焦り
,(stare at viewer with stern eyes:1.5),(bitting own lip:1.1),(angry:1.4),nose blush,(shamefull:1.2),(steam:1.1),(sweat:1.1),(flying sweat:1.1), surprised
81複合色っぽい顔(複合)★
いたずらな(Hな)、ふしだらな、下品な
※各強度はおこのみで
,(naughty :1.3),(slut:1.25),(vulgarity:1.25)
81複合弱気なびくびく顔(複合)★
気弱、意気地のない、謙虚、恥ずかしさで震える、パニック
(timid:1.1),(spineless:1.2), (humble face :1.3),(tremble with embarrassment:1.3),(flying sweat:0.9),(panic:1.2),
81複合アヘ顔(複合)★
下品、アヘ、もや、
濡れ、震え
※各強度はおこのみで
(vulgarity:1.1),(fucked silly:1.1),(steam:1.1),(wet:1.1),(trembling:1.1)
81複合アヘ顔+汁(複合)★
アヘ+涙、よだれ、汗
※各強度はおこのみで
(vulgarity:1.1),(fucked silly:1.1),(steam:1.1),(wet:0.7),(trembling:1.1),(tears:1.1) ,(drooling:1.1),(sweat:1.1)
81複合色っぽい雰囲気nsfw,(orgasm:1.1), (embarrassed,blush:1.1)facial,steam, ,wince,(covvered erect nipples visible through the clothes:0.9),
81複合イキ顔(直前)
※各強度はおこのみで
nsfw,(orgasm:1.3), (gargle:1.4),(open mouth,teeth:1.3),facial, awaiting tongue,(tears:0.8), (embarrassed, full-face blush:1.4),sweat,steam, ,wince, (trembling:1.7).(love juice:1.3)
81複合イキ顔(フィニッシュ)目閉じ
※各強度はおこのみで
nsfw,(orgasm:1.3), (gargle:1.4),(open mouth,teeth:1.3),facial, awaiting tongue,(tears:0.8), (embarrassed, full-face blush:1.4),sweat,steam, ,wince, (closed eyes:1.5),(trembling:1.7)

表情を組み合わせる

表情の組み合わせ

表情の呪文を組み合わせることによって、複雑な表情を表現できるようになります。
いくつかサンプルを置いておきます。

sad,smile

笑ってるけど、少し悲しそうな感じになります。

blush,angry

恥ずかしくて、ムッとする感じになります。

さらに表情を操る

ただ単純に呪文を入力するのではなく、さらに表情を操るために強調構文を利用すると強く表情を出すことができるようになります。

強調構文って何?

強調構文とは、(smile:1.3)というような記述を見たことがあるかと思いますが、「:数字」の部分が強調構文です。

強調したい単語にカーソルを合わせて、「ctrl」ボタンと「↑」ボタンを押していくと数字が上がります。
「ctrl」ボタンと「↓」を押すと数字が下がります。
表情のプロンプトと強調構文を組み合わせることによって、表情が色濃く生成画像に反映されるようになります。

表情の強調例

「img2img」の「inpaint」を使って表情を変えた画像を生成していきます。
「inpaint」を使うと黒く塗りつぶした部分だけが、画像生成されます。

使用したモデルは以下の通りです。

モデル:abyssorangemix3AOM3

AOM3は、アニメのようなカワイイ顔立ちとリアルな塗りを両立させたモデルです。
モデルのリンク先:AbyssOrangeMix3 (AOM3) – AOM3A2 | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai

強調例(surprised)

驚きを表す「surprised」をプロンプトに入れて生成すると以下のような感じになります。
※下の画像に行くほど強調表示を上げています。

強調表示:なし

通常の顔と比べて、赤みが増し、口を開けます。

強調表示:1.5

「強調表示:なし」に比べて、焦りが増した感じになります。

強調表示:1.8

目の色が変わって、汗が顔に噴き出しています。

強調表示:2.0

顔に赤みが増して、目の焦点が合わなくなります。

強調例(blush)

赤面(恥ずかしい)を表すblushで変化を見ていきます。
※下の画像に行くほど強調表示を上げています。

強調表示:なし

恥じらいを表すと頬が赤くなります。

強調表示:1.5

強調表示:1.8

ここまでくると、顔が真っ赤って感じですね。

参考:nose blush とても恥ずかしい(頬を染める)

「blush」赤面の強調表示とは違って、「nose blush」の場合は焦りも出ています。

もっと表情を操る

表情プロンプトと強調構文を組み合わせる

表情のプロンプトと強調構文を組み合わせることで、より複雑な表情を表現できます。
楽しすぎて時間を忘れてしまいます。(笑)

くっころ顔

(stare at viewer with stern eyes:1.5),(bitting own lip:1.1),(angry:0.9),nose blush,(shamefull:1.2),(steam:1.1),(sweat:1.1),(flying sweat:1.1), surprised

睨み、唇をかむ、怒り、恥じらい、汗、焦りなど組み合わせると、こんな感じの表情を作ることができます。
強調構文の強度とseed値により、表情が変化するのでガチャ要素もあります。

弱気なびくびく顔

(timid:1.1),(spineless:1.2), (humble face :1.3),(tremble with embarrassment:1.3),(flying sweat:1.2),(panic:1.4),

上記の画像の生成プロンプトに、(timid:1.1),(spineless:1.2), (humble face :1.3),(tremble with embarrassment:1.3),(flying sweat:1.2),(panic:1.4),を追加しただけで、こんな感じの表情変化がありました。
※強調構文の強度やseed値等により、表情が変化するガチャ要素もあります。

色っぽい顔

(naughty :1.3),(slut:1.25),(vulgarity:1.25)

「いたずらな(Hな)」、「ふしだらな」、「下品な」を意味するプロンプトの組み合わせです。

上記の画像の生成プロンプトに、(naughty :1.3),(slut:1.25),(vulgarity:1.25)を追加しただけで、こんな感じの表情変化がありました。※強調構文の強度やseed値等により、表情が変化するガチャ要素もあります。

オススメの書籍

神絵師になるために、Stable Diffusion関連の書籍を1冊は目を通すことをお勧めします。
本を読むことでStable Diffusionインストール方法から設定方法、基礎概念など直ぐに体系的に理解することができます。

Kindle unlimitedに入会すれば、Kindle unlimited内の書籍が一定の価格で何冊でも読み放題になります。
2023年6月時点でStable Diffusion関連の書籍が多数書庫にありました。
Kindle unlimitedでのオススメの本は以下になります。
Kidle unlimitedは初回30日は無料で、月額980円です。2冊読むと元が取れるのでとても安いです。
サクッと短期間だけ入会をして、一気に読んでしまうという手もあります。
サンプルの目次を読むだけでも、いろいろな用語を知ることができます。

Stable Diffusionを動かす環境

Stable Diffusionを使用する際にGoogle ColaboratoryといったWebサービスを利用されている方も多いかと思います。
しかし、最近Google Colabの無料での使用が大きく制限され、Webサービスでは月額費用がかかったりするようになりました。

欲しいイラストを生成するにはかなりの回数の画像生成にトライする必要があるため、これらの制約に縛られることなく使用できるローカル環境を構築するのがおすすめです。

メリット デメリット
自分のパソコン
(ローカル環境)で使う
・無料で無制限の利用が可能
・カスタマイズし放題
・それなりのスペックのパソコンが必要
ブラウザ上で使う ・低スペックのパソコンでも可能
・OSによる違いがない
・クラウドの知識が必要。
・一部、課金要素がある
・枚数制限があるなど、自由度が低い

Stable Diffusionのローカル環境を整える

必要なもの

Stable DiffusionはNVIDIA製のグラフィックボード用に開発されているため、NVDIA製のグラフィックボード(グラボ)が搭載されたPCが必要になります。

グラフィックボードって何?

グラフィックボードとは、別名:ビデオカードとも呼ばれる映像をパソコンのディスプレイに出力するためのパーツです。画像処理に特化して計算を行う半導体チップ「GPU」を搭載しており、ゲームや映像関連の分野で活躍します。

新しい機種は、RTX 40xxです。一世代前のRTX 30xxシリーズもまだまだ現役で活躍しています。
新規に購入する場合、これらが搭載されているパソコン(PC)を選ぶとよいでしょう。

簡単に言うと、RTX 40xx or RTX30xx が搭載されたゲーミングPCや画像編集用PCを揃えれば、「Stable Diffusion」の環境が整います。

ゲーミングノートPCはオススメ

良いグラフィックボードが搭載しているゲーミングPCはデスクトップPCとなりますが、デスクトップPCは移動して使えないので、不便です。
そこで持ち運びに便利なゲーミングノートPCを選択するのも良いかと思います。

私はRTX4060搭載のガレリア XL7C-R46を購入しました。
カスタマイズはあまりできませんが、RTX4060を搭載したノートPCでかなり安価な機種で、コスパはとても良いです。
この機種を使って、Stable Diffusionを使った画像生成を楽しんでますが、快適に使えています。

20万円以下で購入できる、RTX40系を搭載しているノートPCとしては、かなりオススメできます。

RTXのグラフィックボードを搭載しているその他のメーカーやより安価なモデルを紹介します。

画像やモデルの保管先の外付けHDDを選ぶ。

Stable Diffusionをやっていると、ものすごい量の画像ファイルを生成することになります。
また、モデルファイルをあれもいい、これもいいと、選び複数のモデルファイルを保管したりしていると、PCを購入した際に、標準で500GB、1TBの大きい容量のモデルのPCを買ったとしても、いつかは容量が不足してきます。
容量が不足すると、PCの動作が不安定になったりすることもあります。

そこで、事前に外付けHDD(ハードディスク)を準備してはいかがでしょうか。

外付けHDDの種類

据え置きタイプ

決まった場所に設置して利用するのが、据え置きタイプの外付けHDDです。
6TBや8TBといった大容量モデルも豊富にラインナップされていますが、電源はコンセントから取る必要があるので、設置場所を検討する際は留意しておきましょう。稼働音が気になる場合は、ファンレスや防振構造を採用したモデルがおすすめです。

ポータブルタイプ

自宅でだけでなく、外出先に持ち運んで利用したい方におすすめなのが、ポータブルタイプの外付けHDDです。
コンパクトなため、バッグやリュックにスッキリと収まりラクに携帯できます。

USBポートから電源がとれるため、近くにコンセントのない環境でも使えます。
ただし、衝撃に弱いので、頻繁に持ち歩く場合は耐衝撃性能の優れたモデルを選ぶと安心です。

最後に

Stable Diffusionを使えば、簡単操作で「神絵師が描いたような超美麗イラスト」がホントに短時間で手に入ります。

最近、私もStable Diffusionをやりたいがためだけに、ゲーミングPC(ガレリア RTX40系搭載モデル)を購入してしまいました。
ついPCの前で時間を忘れて、画像作成に夢中になって取り組んでしまいます。
プロンプトに呪文を書き込み、Generate(画像生成)ボタンを押したときのワクワク感は、何度やっても楽しいです。
興味がある方は環境を整えて、新しい技術を楽しんでみては、いかがでしょうか。

PCを買ってすぐに、こんな画像が作れるようになります。

 

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